「給料が少なくて、なかなか貯金できない」とか、収入の多寡にかかわらず「毎月給料日前になると、いつも金欠で貯金どころではない」とか、「貯金はしているけれども、なかなかお金が貯まらない」とか、収入や生活環境など、人それぞれ状況は違っても、貯金ができないと悩んでいる人は少なくないようです。
実際、ネットで「貯金できない」というキーワードで検索すると、「貯金できない人とできる人の違い」、「貯金できない人の特徴」、「貯金が増える方法」、「お金を貯める方法」などの情報を掲載しているサイトやブログが沢山ヒットします。
私自身は子供の頃からお金を貯めることが割と得意で、高校2年生の時には、アルバイトもしていなかったのに、貯金が70万円程あり、周りの友人たちに驚かれたこともありました。
そうは言っても、今までの人生の中で、大きな自己投資や買い物、10回以上の引越し、事業の失敗(といってもスモールビジネスなので大損失はありませんでしたが)などによって、貯金の残高が0円に近くなったことも何度かありました。
また、数年前に家庭の事情により、転職を余儀なくされ、年収が150万円ほど下がりましたが、そんな中でも、貯金を増やすことができました。
今回は私が実際にやっている「ゲーム感覚で楽しく貯金を増やす方法」をご紹介します。
ステップ①:貯金専用の預金通帳を作る
まず、給料振込用の預金通帳とは別に貯金専用の預金通帳を用意します。
ステップ②:給料日後に貯金専用の預金通帳にお金を移す
毎月、給料日から出来るだけ早目に、振り込まれた給料の最低10%を貯金専用の預金通帳に移します。
「生活がギリギリで、給料の10%も貯金できないよ!」という人は、最初は給料の5%でも3%でも1%でも構いません。
但し、ゆっくりで大丈夫ですので、「徐々に貯金する割合を増やしていくぞ」という気持ちだけは持ち続けて下さい。
兎に角、毎月貯金する習慣を身に付けることが一番重要です。
また、給料振込用の銀行が振込手数料無料の場合、インターネットバンキングを使うと、いちいちATMでお金を下ろして移すという手間がなく、パソコンやスマートフォンから簡単に貯金専用の口座にお金を移動できるので、大変便利でおすすめです。
ステップ③:貯金専用の預金通帳の履歴をパソコン等で管理する
私の場合、Microsoft Excel(エクセル)を使って貯金専用の預金通帳の取引履歴を管理していますが、パソコンで管理するのが面倒であれば、タブレット端末やスマートフォンでも構いませんし、表計算ソフトでの管理が面倒なら、メモ帳などのメモアプリを使ってテキスト(文字)ベースでの管理でも大丈夫です。
デジタル機器の操作が苦手なら、ノートを使った手書きの管理でも構いません。
但し、何れの方法で管理するにせよ、この「ゲーム感覚で楽しく貯金を増やす方法」の肝として、下のサンプル画像のように、「備考欄」を作って、そこに「給与(手取り額)」を入力(記載)することと、「取引内容欄」に「給与(手取り額)の何%を預金」したのか入力(記載)して下さい。
この2項目を入力することで、「今月は給与(手取り額)の何%を預金できたのか」を可視化することができ、まるでロールプレイングゲームでプレイヤー(=自分)のレベルアップを目指すかのように、預金のパーセンテージを引き上げたくなってくるはずです。
まとめ
私は、この貯金方法で給料が少なかった時期でも、最高月額で手取りの60%を貯金することが出来ました。
何故そんなに貯金できるようになるかというと、貯金専用の預金通帳の方で預金のパーセンテージを引き上げることをゲーム感覚で楽しんでいると、もっと貯金したくなってきて、無駄使いを控えるようになり、節約も心がけるようになるという好循環が生まれるからです。
その結果として、給料振込用の預金通帳の残高も徐々に増えていき、余裕が出てくるので、(給料が増えない限り、上限はあるものの)手取り額に対する貯金比率を上げていくことが可能になるのです。
いかがでしたか?今回は「ゲーム感覚で楽しく貯金を増やす方法」をご紹介しました。これで、貯金ができないと悩んでいる人も挫折せずに貯金を続けることが出来るようになると思いますので、是非お試しあれ。