イヤホン難聴が怖くてオープンイヤー型イヤホンに換えた話

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携帯音楽プレーヤー、スマートフォン、タブレット端末、ノートパソコンなど、モバイルデバイスの利用者数増加とともに、イヤホン・ヘッドホンの利用者数も年々増加し続けている中、「ヘッドホン難聴(イヤホン難聴)」・「スマホ難聴」・「ロック難聴」といった言葉を耳にするようになりました。

近年では、世の中全体がどんどん忙しくなっているからか、昔のように、高級オーディオシステムやミニコンポなどで、自宅でゆったりと音楽を聴く人の割合は減少し、特に若い世代になればなるほど、音楽はCDを購入して聴くものではなく、音楽配信サービスで聴くもの、音楽を視聴する際の主なデバイスは「スマートフォン」、という人の割合が増加しています。

私自身は、自宅で仕事中に「外部スピーカーを接続したノートパソコン (MacBook)」で音楽を聴く以外は、「携帯音楽プレイヤー」と「ワイヤレスイヤホン」の組み合わせで、音楽を聴いたり、語学学習したり、ビジネス系の音声学習をしたり、オーディオブックを聴いています。

現在、有線・無線のイヤホン・ヘッドホンを合わせて10個所有していて、半年ぐらい前までは、「カナル型の完全ワイヤレスイヤホン」をメインで使っていたのですが、冒頭の「ヘッドホン難聴(イヤホン難聴)」・「スマホ難聴」・「ロック難聴」という言葉をよく耳にするようになり、それらについて少し調べたら、怖くなってきたので、耳を塞がない「オープンイヤー型の空気伝導イヤホン」に乗り換えました。

以前メインで使用していた「カナル型の完全ワイヤレスイヤホン」

「ヘッドホン難聴(イヤホン難聴)」・「スマホ難聴」・「ロック難聴」とは?

「ヘッドホン難聴(イヤホン難聴)」・「スマホ難聴」・「ロック難聴」とは、一般に「音響性難聴」・「音響外傷」と言われる難聴で、特に10代〜30代の若い世代で増加していて、WHO(世界保健機関)が警告するほど、現在、日本のみならず、世界中で深刻な問題となっています。

「ヘッドホン難聴」など、上記キーワードでネット検索すると、医師などの専門家が解説しているサイトや、以下のように、国の行政機関である厚生労働省や、NHKといった報道機関のサイトでも、その詳細な情報を確認することができます。

ヘッドホン難聴(イヤホン難聴)について
ヘッドホンやイヤホンを使い、大きな音量で音楽などを聞き続けることにより、音を伝える役割をしている有毛細胞が徐々に壊れて起こる難聴です。少しずつ進行していくために初期には自覚しにくく、とはいえ失った聴覚は戻りません。大きすぎる音量で聞かない、...
【NHK健康】世界11億人がリスク!?ヘッドホン難聴・イヤホン難聴に注意!
今、ヘッドホンやイヤホンによる音響性聴器障害、いわゆる「ヘッドホン難聴」「イヤホン難聴」の増加が懸念されています。WHOの試算ではリスクがあるのは11億人。リモートワークなどで使用する人が増えている今、ヘッドホンやイヤホンの適切な使い方を紹...

難聴は、何年にも渡って耳のダメージが蓄積されていき、徐々に聞こえなくなっていくことが多く、症状が現れた時には、既に手遅れで、回復が困難という場合が多いので、普段から注意と予防が本当に重要なのだということがよく分かります。

また、「音響性難聴」・「音響外傷」は、若い世代だけの健康問題とは言えず、今では、中高年世代でもイヤホンやヘッドホンで音楽を楽しむ人は少なくないですし、この世代の場合、加齢による難聴(加齢性難聴)と合わせて気をつけなければならないと思います。

実際に自分の身の回りでも、難聴になった60代の方がお二方いて、どちらの方も残念ながら回復はされていません。

突発性難聴で完全に回復する確率は、30%程度ということなので、本当に気をつけなければならないですね。

自分の場合、上述のとおり、「携帯音楽プレイヤー」と「ワイヤレスイヤホン」の組み合わせで、音楽を聴いたり、語学学習したり、ビジネス系の音声学習をしたり、オーディオブックを聴いているのですが、特に語学学習の用途で、1日最低でも2、3時間はイヤホンを使用しているので、少しでも耳の負担を減らす為に、メインで使用するイヤホンを、耳の穴の中に直接イヤーピースを入れる「カナル型のイヤホン」から、耳を塞がない「オープンイヤー型の空気伝導イヤホン」に換えました。

因みに、「オープンイヤー型のイヤホン」には、今のところ「空気伝導イヤホン」のほかに、「骨伝導イヤホン」があります。

オープンイヤー型イヤホンのメリット

以下、「オープンイヤー型の空気伝導イヤホン」を実際に使ってみて感じたメリットです。

① 周囲の音が聞こえるので安全

外での使用の際に周囲の音が聞こえるので、安心感があります。

以前は、散歩などの外出時に「カナル型イヤホン」を使っていたのですが、後ろから来る自転車や車の音が聞こえず、自転車専用レーンの無い道路や、歩道と車道が段差やガードレールで仕切られていない道路だと、自分の歩いているすぐ横を自転車や車が通り抜けて行く時に「怖い」と感じることが度々ありました。

一方、周囲の音がしっかりと聞こえる「オープンイヤー型イヤホン」を使うようになってからは、このような不安・心配から解放されました。

② 耳への負担軽減

耳の穴の中に直接イヤーピースを入れる「カナル型イヤホン」に比べると、「オープンイヤー型イヤホン」は、使用感がよく、耳が明らかに楽です。

・・・というか、「カナル型イヤホン」の長時間連続使用は、自分の耳にとって本当に良くないことをしていたと反省しています。

もちろん「オープンイヤー型イヤホン」であっても、大音量で使用したり、長時間連続で使用したりするのは良くないことなので、そういったことを常に忘れず注意しなければいけません。

実際、耳鼻咽喉科医など多くの専門家が、「イヤホンは毎日長時間の使用をしない」、「1時間使用したら、5〜15分ぐらいは耳を休ませるようにするべき」といったアドバイス・警告をしています。

「オープンイヤー型イヤホン」にしても、耳にとって、どのくらい安全で、良いものかは、安全性を測定したデータなどを見たことがないので分かりませんが、実際に使用していて、耳全体を覆う「ヘッドホン」や、耳の穴の中に入れる「カナル型イヤホン」と比べると、耳への負担が大幅に軽減されている感じがします。

③ 衛生的

「カナル型イヤホン」を使っていると、イヤーピースの部分に汗や耳垢が付着して、それらを毎回拭き取らずにそのままにしていると、イヤーピースが汚れたり皮脂でベタついたりして、それをまた装着することになるので、衛生的ではありません。

また、「ヘッドホン」も、長時間の使用や、夏の気温の高い時に使用したりすると、耳の周りが蒸れますし、イヤーパッドの部分に皮脂や汗が付着して臭くなったりすることがあります。

衛生面においては、「オープンイヤー型イヤホン」に、圧倒的なアドバンテージがあることは明らかです。

④ 落ちにくい・外れにくい

自分の場合、耳の穴が小さいのか、「カナル型イヤホン」だと、イヤーピースのサイズを小さいものに替えてみても、時々イヤホンが外れ落ちてしまうことがあります。

実際、暗い夜道を歩いている時に、片方のイヤホンが耳から外れ落ちて、その落としたイヤホンがなかなか見つからず、大変な思いをしたこともあります。

もっとも、これは私だけの問題ではないようで、「近年、電車やバスの車内、駅構内やホームなどでのワイヤレスイヤホンの落とし物が増えている」といった内容のニュースを度々目にすることがあります。

ワイヤレスイヤホン、駅やバス車内で落とし物が急増 鉄道各社が注意呼びかけ(カナロコ by 神奈川新聞) - Yahoo!ニュース
近年ワイヤレスイヤホンの普及で、駅構内やホームで落としたり、ベンチやバス車内などに置き忘れたりする事例が急増している。県内の鉄道各社は「電車やバスから降りる際は、手荷物をいま一度確認してほしい」と

「オープンイヤー型イヤホン」は、現時点では、「耳掛け式」のものが大半を占めていて、詳細は後述しますが、自分は「耳掛け式」と「イヤーカフ型」の2種類のものを持っていて、用途に応じて使い分けています。

どちらのタイプも、耳から落ちたり、外れたりしにくく、また、メガネをかけていても、メガネとイヤホンが互いに干渉せず、そのため着脱もしやすいので、とても重宝しています。

オープンイヤー型イヤホンのデメリット

上記のメリットがある一方で、以下のデメリットを感じました。

① 音漏れ

密閉性が高く、音漏れがしにくい「ヘッドホン」や「カナル型イヤホン」と比較すると、ある程度の音漏れはあります。

従いまして、混んでいる電車やバスの車内などでの使用には、「オープンイヤー型イヤホン」より、「ノイズキャンセリングヘッドホン」「ノイズキャンセリングイヤホン」の方が適していると思います。

② 音が小さい

これは、各々のイヤホン本体の性能・機能・仕様や、接続するデバイス側の音量調整機能などにも依るかと思いますが、出力される音が、ある程度分散・拡散されるので、耳を覆う「ヘッドホン」や、耳の穴にイヤーピースを入れる「カナル型イヤホン」に比べて、音が小さい(小さく聞こえる)傾向にあります。

例えば、私が使っている「空気伝導イヤホン」の場合、言ってみれば、小さなスピーカーを耳の近くで鳴らすような仕組みになっているので、そこから出力される音は、全てが耳の中にダイレクトに入ってくるわけではなく、耳の外(空気中)にも拡散されます。

③ 音質が劣る

これは、上記の2つのデメリットとも相関関係があるのですが、「ヘッドホン」や「カナル型イヤホン」と比べて、音質が劣ります。

もっとも、音質が劣ると言っても、普通に音楽を楽しめないほど音が悪いかというと、そんなことはありません。

実際、音楽を聴く時も、ほとんど「オープンイヤー型の空気伝導イヤホン」を使っていますが、不満は感じません。

ましてや、「語学学習」や「オーディオブックを聴く」といった用途であれば、音質的に全く問題ありません。

ただ、常に音質にこだわりたい方や、高音質で音楽を聴きたいという用途には、合わないということです。

自分の場合、高音質で音楽を楽しみたいのであれば、「カナル型ワイヤレスイヤホン」や「ワイヤレスヘッドホン」だけではなく、より音質の良い、有線タイプの「イヤホン」や「ヘッドホン」も持っていますので、それらを使って、音楽を聴きます。

しかし、実際のところ、最近では、ゆったりと音楽を楽しむ時間もなかなか取れないので、それらを使用する機会はぐっと減ってしまっているのが実状です。

オープンイヤー型の空気伝導イヤホン

自分が購入した2種類の「空気伝導イヤホン」についてご紹介します。

① イヤーカフ型 OWS (Open Wearable Stereo) イヤホン

イヤーカフ型でケーブルもなく、超軽量で、充電器も小さく、防水仕様:IPX5(防噴流形(あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がないことを表す等級))なので、外出時には、このイヤホンを使っています。


② Bluetooth 5.3搭載 オープンイヤー型イヤホン

上の「イヤーカフ型OWSイヤホン」と比べると、このイヤホンの方が、音が大きく、音の輪郭がよりはっきりしているのですが、欠点として、防水仕様:IPX4(生活防水程度)で、耐水加工がされておらず、「雨の日の使用はご遠慮ください」との注意書きがあるため、こちらは室内使用時のメインのイヤホンとして使っています。



今回は、イヤホン難聴になるリスクを心配して、メインで使うイヤホンを「カナル型イヤホン」から「オープンイヤー型イヤホン」に換えたことについて書きました。

イヤホン・ヘッドホンは、その用途に応じて、多種多様な製品があり、新しい技術を取り入れた製品が、次々に市場に投入され続けていますが、今後は、特に「音質」と「聴覚保護」の両方に優れた製品が増えていくことを期待したいですね。


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