私が遠近両用メガネの使用を止めたわけ

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今から3年程前に、老眼の症状が出始めた(具体的には、急に細かい文字が読みづらくなった)ので、眼科に行って検査を受け、眼鏡の処方箋をもらってから、「遠近両用メガネ」と「近用眼鏡(老眼鏡)」を作りに行きました。

それまでは、「近視用メガネ」(乱視も入っている)をかけていました。

せっかく作った「遠近両用メガネ」と「近用眼鏡(老眼鏡)」ですが、結論から言うと、メインで使う予定で作った「遠近両用メガネ」の方は約半年間しか使わず、元々所有していた「近視用メガネ」を再びメインで使うことになりました。(「近用眼鏡(老眼鏡)」は用途に応じて頻繁に使用しています。)

その理由は以下のとおりです。

「遠近両用メガネ」のデメリットと私が使用を止めたわけ

価格が高い

「遠近両用メガネ」とは、簡単に言えば、レンズの上部と下部で良く見えるところが違うレンズが入っていて、視線を上下に動かすことで、1本で遠くも近くも見ることができるメガネのことです。

そのような構造になっている為、遠近両用のレンズは、「近視用メガネ」と「近用眼鏡(老眼鏡)」の両方の機能を兼ね備えている為、レンズの価格が、「近視用メガネ」や「近用眼鏡(老眼鏡)」のレンズに比べて、高価になります。

私の購入した「遠近両用メガネ」は、価格が約6万円で、元々使用していた「近視用メガネ」と比較して、1万円程高い値段でした。

因みに、どちらのメガネも同じ大手メガネチェーン店で購入しており、眼鏡フレームの価格は若干「近視用メガネ」の方が高かったと記憶しています。

そういうわけで、眼鏡店による差やレンズ自体の品質・等級(グレード)等による差があるとは思いますが、「遠近両用メガネ」のレンズは、「近視用メガネ」のレンズに比べて、約1万円程度高いのではないかと思われます。

フレーム選びの選択肢が限られる

遠近両用のレンズは、レンズの上部と下部で違うレンズ(=「遠くが良く見えるレンズ」と「近くが良く見えるレンズ」)が入っている為、レンズ自体にある程度の大きさ(縦幅)が必要となります。

その為、メガネフレームもある程度大きなレンズのものに限定されます。

私は「丸メガネ」が似合わないので、個人的には、「スクエア(四角)シェイプ」で「ナイロール(ハーフリム)」且つ「レンズの縦幅が狭い」フレームのものが好みなので、あまり大きなレンズが好きではなく、メガネフレーム選びの段階で、ある程度の妥協をしなければなりませんでした。

眼鏡自体の重量が重くなる

上記の②に関連した話になりますが、メガネフレームとレンズがある程度の大きさのものになるので、今までスリムな形状の眼鏡をかけていた人にとっては、眼鏡自体の重量は重くなります。

私の場合、鼻が低いわけではありませんが、肌がやや脂性の為、眼鏡の重量が重いと鼻からずり落ちやすくなります。

そして、私が購入した「遠近両用メガネ」は、耳に掛ける部分の曲線が深く、耳にしっかり固定される形状のメガネフレームにもかかわらず、メガネが頻繁にずれ落ちました。

用途によっては遠近両用のメリットを全く感じない

「遠近両用メガネ」は、視線を上下に動かすことで、1本で遠くも近くも見ることができるというのが主なメリットですが、用途によっては、そのメリットを感ることができませんでした。

例えば、資料を読むとか、新聞・雑誌を読むとか、読書をするといった時に、視線を下に動かすことで、「近用眼鏡(老眼鏡)」の役割を果たしますが、正直、読書など近くで細かい文字を読むなら、私の場合、「遠近両用メガネ」より「近用眼鏡(老眼鏡)」の方が読みやすいし、疲れません。また、文字の大きさによっては、「近視用メガネ」でも普通に読めます。

実際のところ、眼科で検査してもらった際に、検査をして下さったスタッフの方から、「遠近両用メガネではなく、近視用メガネと近用眼鏡(老眼鏡)で用途によって使い分けるのもありですけどね」というようなことを言われました。

最初は用途によって「近視用メガネ」と「近用眼鏡(老眼鏡)」を使い分けるのが面倒だから、「遠近両用メガネ」を作ろうと思い立ったわけですが、後になって振り返ってみると、眼科のスタッフの意見というかアドバイスも一理あったわけです。

また、「遠近両用メガネ」は、個人差はありますが、一般的に慣れるまでに時間がかかると言われています。

ただ、私の場合、「遠近両用メガネ」を使い始めて、大きな違和感を感じることもなく、すぐに慣れました。

それから、「遠近両用メガネ」は、そのレンズの特性上、自動車の運転に向いていないと言われています。(「運転用の遠近両用メガネ」というものもあるようですが、運転時は遠くを見ることが多いので、それなら「近視用メガネ」でよくない?と思ってしまいます。)

因みに、「遠近両用メガネ」のデメリットについては、インターネットで「遠近両用メガネ デメリット」などの検索ワードで検索すれば、メガネ店のウェブサイトや実際に遠近両用メガネを使用している人のブログなどで容易に調べることができますので、「遠近両用メガネ」を作ることを検討している方は、事前に「遠近両用メガネ」のメリット・デメリットの両方を調べてみることをおすすめします。

⑤ 視力検査で結果が悪くなる

私の場合、「遠近両用メガネ」をかけて、健康診断や運転免許更新の視力検査を受けたら、検査結果が悪くなりました。

特に運転免許更新の視力検査では、検査担当の人から免許更新のギリギリの視力であることを伝えられました。

その時、「近視用メガネ」は持ち歩いていなかったので、危うく免許更新が出来なくなるところでした。

その後の健康診断の視力検査で「近視用メガネ」に戻したところ、元々の矯正視力が測定されました。

結論

あくまで私個人の実体験ベースの感想ですが、正直、老眼になったら、「遠近両用メガネ」を作るより、「近用眼鏡(老眼鏡)」を2本作る方が良いかなと思いました。

個々人の生活環境にもよりますが、「近用眼鏡(老眼鏡)」は2本(以上)作っておいて、職場と自宅の両方に1本ずつ置いておくとか、自宅の中で書斎と寝室に1本ずつ置いておくとかすると、非常に便利だと思います。

因みに、私が眼鏡店で「遠近両用メガネ」を作った時の話ですが、同時に2本作ったら、2本目が安く作れるということで、「近用眼鏡(老眼鏡)」の方は、安価で作れました。

そして、結果的には、その安く作れた「近用眼鏡(老眼鏡)」の方が断然役に立っているという・・・

但し、これはあくまで私個人の経験であり、逆に「遠近両用メガネ」を作ってよかったと思っている人も沢山いると思いますので、こればかりは、個人差の問題が大きいので、実際に試してみないと何とも言えませんが、「遠近両用メガネ」を作ることを検討している方の一つの参考事例になればと思います。

最後に二点。

一点目は、老眼の症状が出始めたら、何れにしても「近用眼鏡(老眼鏡)」はなるべく早く作ることをおすすめします。

二点目は、私も今回初めて利用したのですが、前もって眼科で眼の検査をしてもらって、「メガネの処方箋」をもらった方が、眼鏡店で視力等を測定してもらうよりも、より自分の眼に合ったレンズのメガネが作れると思いました。(眼科では視力に関する検査は勿論のこと、医学的に自分の眼の潜在的な病気のリスクの有無などを含めて検査・測定できること、一方で、眼鏡店での視力を含む検査・測定項目は各眼鏡店によってまちまちである為。)

以上、私が遠近両用メガネの使用を止めた理由でした。

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