前回に続き、実体験に基づいた、G(ゴキブリ)対策についてご紹介します。
今から5年前の夏、短期間に自室でゴキブリを2度発見しました。
2回とも、夜中に目が覚めて、電気をつけた時に、突然、黒い物体がカサカサっと動いて、それがGだったというパターンでした。
前回のブログ記事でご紹介したように、効果的なG対策をしているので、普段は奴らを家の中で見ることはありません。
私の部屋は2階にあり、全ての窓には固定式の雨戸が取り付けられている為、窓を開けていても、窓から侵入されることはあり得ません。
侵入してくるとしたら、部屋のドアから(=家の中から)ということになりますが、その当時、1階の部屋やキッチンですらゴキブリを目撃することが全くなかったのに、1度ならまだしも、2度も2階の部屋にのみゴキブリが出現したことが解せませんでした。
さて、これだけゴキブリ対策をしていて、家の1階では全く見ることがなかったGを、何故、2階の部屋で2度も目撃したのか?
「ゴキブリ 侵入」というキーワードでインターネット検索して、検索結果でヒットしたサイトやブログをいくつかチェックしたところ、「エアコン」もゴキブリの侵入経路の一つであるという情報を見つけたので、次に「ゴキブリ エアコン 侵入」というキーワードで更に詳しく検索してみました。
ゴキブリのエアコンからの侵入について書かれているサイトやブログの記事を読んでみると、エアコンからゴキブリが出てきたとか、エアコンからゴキブリがポトッと落ちてきたとか、そんな衝撃的でゾッとするような光景が書かれていました。
それらの情報から、ゴキブリがエアコンから侵入する主な経路は、「ドレンホース(エアコンの排水ホース)」であるということが分かりました。
但し、ゴキブリの侵入経路について書かれたサイトやブログを色々と読んでみると、その中のいくつかには、実際には、ドレンホースからのエアコン(室内機)への侵入は少なく、家の壁に開けたエアコンの冷媒管用の配管穴を穴埋めしたパテが経年劣化で隙間ができてしまったり、そもそものエアコン取付工事の際に業者の配管穴の穴埋め作業がいい加減だったり、そういった配管穴の隙間からゴキブリが侵入してくるという情報もありました。
しかし、ドレンホースは、エアコン使用時に、水を排水するためのものなので、ホースの中は湿気でジメジメしており、暗いので、そういった場所を好むゴキブリが侵入しても何ら不思議はありません。
また、ドレンホースの穴が細いといっても、ゴキブリは、体の大きさの割に、狭いところにも入っていくことができます。
実際、私が部屋で目撃したゴキブリは中型(と言っても結構大きかったのですが)でしたので、サイズ的にも、ドレンホースの穴の中に入り込んで、エアコン本体(室内機)まで這い上がってこれそうでした。
因みに、エアコンの室外機については、その構造上、ゴキブリが室外機本体から侵入することはあり得ないようです。
その時に、私がすぐに実行できるゴキブリのエアコンからの侵入対策は、ドレンホースに「防虫ドレンキャップ」を装着することぐらいだったので、ネットで探して、即購入しました。
![](https://i0.wp.com/axia-qol.com/wp-content/uploads/2023/06/drain-cap-package-1.jpg?resize=384%2C512&ssl=1)
下の製品のようにドレンホースの先端に嵌めるだけのタイプのものもありますが、私はドレンホースの中に差し込むタイプのものを購入しました。
![](https://i0.wp.com/axia-qol.com/wp-content/uploads/2023/06/drain-cap-package-2.jpg?resize=512%2C384&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/axia-qol.com/wp-content/uploads/2023/06/drain-cap-1.jpg?resize=384%2C512&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/axia-qol.com/wp-content/uploads/2023/06/drain-cap-2.jpg?resize=384%2C512&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/axia-qol.com/wp-content/uploads/2023/06/drain-cap-3.jpg?resize=384%2C512&ssl=1)
防虫ドレンキャップには、ドレンホースから流れてくる水を排水するための穴が開いています。
小さな虫は、これらの穴から侵入できてしまいそうですが、ゴキブリ(成虫)の侵入は防げます。
![](https://i0.wp.com/axia-qol.com/wp-content/uploads/2023/06/drain-hose-1.jpg?resize=384%2C512&ssl=1)
自室のエアコンのドレンホースは、裏庭の草が茂っている場所に垂れ下がっていました。
「あぁ、これじゃあゴキブリに侵入されても不思議じゃないわー」という場所です。
![](https://i0.wp.com/axia-qol.com/wp-content/uploads/2023/06/drain-cap-how-to-use.jpg?resize=383%2C511&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/axia-qol.com/wp-content/uploads/2023/06/drain-hose-2.jpg?resize=384%2C512&ssl=1)
ドレンホース接続の節目があったので、防虫ドレンキャップの使用方法の記載どおり、ドレンホース先端の節目部分より少し上のところでカットします。
![](https://i0.wp.com/axia-qol.com/wp-content/uploads/2023/06/drain-hose-and-cap-1.jpg?resize=512%2C384&ssl=1)
防虫ドレンキャップ本体をドレンホースに差し込みます。
![](https://i0.wp.com/axia-qol.com/wp-content/uploads/2023/06/drain-hose-and-cap-2.jpg?resize=384%2C512&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/axia-qol.com/wp-content/uploads/2023/06/drain-hose-and-cap-3.jpg?resize=512%2C384&ssl=1)
ドレンホースと防虫ドレンキャップの接続部分にビニールテープを巻いて、しっかりと固定します。
![](https://i0.wp.com/axia-qol.com/wp-content/uploads/2023/06/drain-hose-3.jpg?resize=513%2C385&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/axia-qol.com/wp-content/uploads/2023/06/drain-hose-and-cap-4.jpg?resize=512%2C384&ssl=1)
1階のエアコンのドレンホースには、ドレンホース接続の節目が無かったので、そのまま防虫ドレンキャップを差し込みます。
![](https://i0.wp.com/axia-qol.com/wp-content/uploads/2023/06/drain-hose-and-cap-5.jpg?resize=384%2C512&ssl=1)
ドレンホースの先端(ビニールテープで巻く部分)の汚れを落として、ドレンホースと防虫ドレンキャップの接続部分をビニールテープで固定して作業は完了。
このようにゴキブリの侵入経路の一つとされる、エアコンのドレンホースは、防虫ドレンキャップを取り付けるという非常に簡単な作業で、ゴキブリの侵入を防ぐことができます。
ドレンホースに防虫ドレンキャップを取り付けて以来、2階の自室でゴキブリを見ることはなくなったので、やはり、自室で目撃したゴキブリは、ドレンホースから侵入して、部屋のエアコン(室内機)から出てきた可能性が高いと考えています。
防虫ドレンキャップは大体300〜500円程度のものだし、取り付け作業も大した手間が掛かるわけではないので、エアコンのメーカーが防虫ドレンキャップをエアコンの標準の付属品にして、エアコン販売店(またはエアコン取付工事業者)が、取り付けを標準作業としてやってくれればよいのにと思いますねー。
以上、ゴキブリが、エアコンのドレンホースから侵入してくる可能性があって、その解決策として、防虫ドレンキャップを使用する方法がありますよ、というお話でした。