今回は、超メジャーな人気曲・定番曲からマイナーな隠れた名曲まで、おすすめの邦楽クリスマスソング 25曲をご紹介したいと思います。
#1【いつかのメリークリスマス | B’z 】
誰もが知っている人気のクリスマスソングですね。
1992年にリリースされたミニ・アルバム『FRIENDS』に収録されています。
バラードベストアルバム『The Ballads ~Love & B’z~』など他のアルバムにも収録されています。
数多くあるB’zの楽曲の中でも、人気曲の一つであり、これまでに複数のバージョンがリリースされているにもかかわらず、今までシングルカットされていないのが意外です。
まるで短編映画を観ているかのような物語性のある、情景が思い浮かぶ素敵な歌詞で、純粋で一途でストレートな男性の恋心が歌われている名曲です。
歌詞と同様に、切なげで美しいギターのアルペジオとソロが心に染みます。
ギターを弾く人ならば、ソロギターで演奏したり、弾き語りをしたいクリスマスソングの一曲ではないでしょうか。
個人的には、ベストアルバム『B’z The Best “Pleasure II”』に収録されているアンプラグド・バージョンの「いつかのメリークリスマス~「恋するハニカミ!」バージョン~」がイチオシです。
FRIENDS The Ballads ~Love & B’z~ B’z The Best “Pleasure II”#2【クリスマスソング| back number】
2015年11月にリリースされた back number の14thシングル。
石原さとみさんと山下智久さん主演のフジテレビ系月9ドラマ『5→9〜私に恋したお坊さん〜』の主題歌。
クリスマスムードで賑わう街中でクリスマス気分に浮かれる人たちを、少し冷めた目で見ている一方で、好きな人(片思いの人?)への思いを伝えたいのに伝えられない自分の心情(恋心)をストレートに吐露しているような歌詞が、多くの人たちの共感を呼ぶからこそ、クリスマスの定番ソングとなったのでしょう。
この曲のプロデューサーは、長らくMr. Childrenのプロデューサーだったことでも有名な小林武史さんで、編曲者としてもback numberのメンバーと供に名を連ねています。
「クリスマスソング」は、back number の 5thアルバム『シャンデリア』に収録されていて、また、ベストアルバム『アンコール』にも収録されています。
【back number – クリスマスソング (full)】
#3【雪のクリスマス / WINTER SONG (“雪のクリスマス” WORLDWIDE VERSION) | DREAMS COME TRUE】
ドリカムのクリスマスソングの名曲にして、バラードソングの代表曲の一つ。
1990年11月にリリースされたCDS 『雪のクリスマス』としてリリースされ、後に英語バージョンである『WINTER SONG』がリリースされました。
『WINTER SONG』は、映画「めぐり逢えたら」の日本版テーマソングであり、ソニー「MDウォークマン」のクリスマス・キャンペーン・ソングとしても使用されました。
『雪のクリスマス』も良い曲ですが、個人的には英語詞の『WINTER SONG』の方が、曲のリズムに詞がキチッと乗っているように感じられて、よりオススメです。
【DREAMS COME TRUE「WINTER SONG」】
マキシシングル『WINTER SONG』には、カップリング曲として「サンタと天使が笑う夜」と「雪のクリスマス」も収録されています。
WINTER SONG#4【クリスマス・イブ / クリスマス・イブ-English Version | 山下達郎】
この曲も言わずと知れた定番中の定番クリスマスソングですね。
マキシシングルのカップリングになっている英語バージョンも秀逸です。
また、この曲を聴くと、「JR東海 クリスマスエクスプレス」のCMを思い出す人も多いのではないでしょうか。
「クリスマス・イブ」のシングル盤は何度も再発されていますが、マキシシングル『クリスマス・イブ (30th ANNIVERSARY EDITION)』には、 アコースティック・ライブ・バージョンも収録されています。
クリスマス・イブ(30th ANNIVERSARY EDITION)#5【雪に願いを | 槇原敬之】
4枚目のオリジナルアルバム『SELF PORTRAIT』からのシングルカット曲。
槇原敬之さんらしい、 心温まる良質なポップチューンです。
SELF PORTRAIT#6【涙のクリスマス | 槇原敬之】
「雪に願いを」とは対象的な、マッキーの切ない失恋クリスマスソング。
彼自身の音楽的才能は勿論のこと、バックを固めるミュージシャン達の演奏がまた素晴らしい。
3枚目のオリジナルアルバム『君は僕の宝物』に収録。
君は僕の宝物#7【恋人がサンタクロース | 松任谷由実】
この曲も説明不要のJ-POPクリスマスソングの超定番曲ですね。
映画「私をスキーに連れてって」の挿入歌でもあります。
また、この曲は、松田聖子さん、奥居香さん、SCANDAL など数多くのアーティストによってカバーされていることでも有名ですね。
10枚目のオリジナルアルバム『SURF&SNOW』に収録されています。
SURF & SNOW#8【Kissin’ Christmas (クリスマスだからじゃない) | 桑田佳祐 & His Friends】
作詞:松任谷由実(ユーミン)・ 作曲:桑田佳祐の隠れた名曲。
何故隠れた名曲かというと、この曲、長らくレコード化されず(プロモーション用のレコードは存在していましたが)、販売されなかったからです。
1986年と1987年の12月24日に放送された特別音楽番組「Merry X’mas Show」のテーマソングとして使用されて、長年一般発売されていなかったのですが、 2012年発売のベスト・アルバム『I LOVE YOU -now & forever-』に収録されました。
I LOVE YOU -now & forever-#9【Pearl-White Eve | 松田聖子】
松田聖子さんの代表的なクリスマスソング 。
作詞:松本隆 ・ 作曲:大江千里 ・ 編曲:井上鑑 と作家陣が豪華です。
『松田聖子 ヒットコレクション 2』など幾つかのベスト盤や企画盤に収録されています。
松田聖子 ヒットコレクション 2#10【Peach X’mas | 岡村靖幸】
天才岡村ちゃんの大・大・大名曲です!
「やっぱり、男の子って、女の子よりもピュアで、バカで、単純で、ロマンティックだー」と思わせてくれる曲です。
オリジナルアルバム『禁じられた生きがい』やベスト盤『OH!ベスト』に収録されています。
禁じられた生きがい OH!ベスト#11【クリスマス・タイム・イン・ブルー-聖なる夜に口笛吹いて | 佐野元春】
佐野元春さんによる邦楽クリスマスソングの名曲。
レゲエのリズムなのに、シッカリと冬らしいクリスマスソングになっています。
ジョン・レノンの『Happy Xmas (War Is Over)』を連想させるようなメッセージ性のある歌詞が、これまた何とも言えず詩的で素敵です。
アルバム『Cafe Bohemia』に収録されています。
Cafe Bohemia#12【サンタが泣いた日 | 角松敏生】
バラード・ベスト『TEARS BALLAD』からリカットされた曲です。
メロディアスでお洒落な大人向けの失恋クリスマスソングですが、ちょっとストーカーチックで、ナルシスティックな歌詞の内容が、冷静に考えると少し怖いです。
でも、曲は凄くいいですよ、曲全体を通して完成度が高いです。
特に、イントロとアウトロのギターとギターソロがとても格好いいです。(この曲でご本人が演奏しているかは分かりませんが、角松敏生さんは、シンガーソングライターとしての才能だけでなく、ギターの演奏もメチャクチャ上手いです。)
TEARS BALLAD#13【クリスマスの夜 | 岡村孝子】
4枚目のオリジナルアルバム『SOLEIL』からのシングルカット曲。
タイトル通り「クリスマスの夜」を連想されるような美しく、ロマンティックなサウンドに仕上がっているクリスマスソングです。
去年まで一緒だった恋人との思い出と、今は1人になってしまった自分を歌った失恋ソングですが、切ない気持ちを抱きながらも、未来に向けて歩いていこうとするポジティブな歌詞が、澄み切ったクリスマスの夜の情景が目に浮かぶようなサウンドと相まって、清々しい気持ちにさせてくれます。
2003年にリリースされたアルバム『TEAR DROPS』に収録されている「クリスマスの夜 ~2003 Version~」もオススメです!
SOLEIL TEAR DROPS#14【一人きりアヴェニュー | 大澤誉志幸】
この曲は、前々回のブログ記事 <オススメのクリスマス・コンピレーション・アルバム 6選> でもご紹介した、大澤誉志幸 企画&プロデュースのクリスマス・アルバム『Dance To Christmas』に収録されています。
大澤さんのハスキーでソウルフルな歌声が素敵な、少し切ない大人向けのクリスマスソングです。
Dance To Christmasこの曲は、大澤誉志幸さんのベストアルバム『[ID] Y BEST COLLECTION』にも収録されています。
[ID] Y BEST COLLECTION#15【24th or 25th | 杏子】
この曲も、前々回のブログ記事 <オススメのクリスマス・コンピレーション・アルバム 6選> でもご紹介した、大澤誉志幸 企画&プロデュースのクリスマス・アルバム『Dance To Christmas』に収録されています。
ちょっと意味深な歌詞と元BARBEE BOYSの杏子さんの色気のあるハスキーヴォイスが絶妙にマッチした、ダンサブルなミディアム・スローのナンバーです。
個人的に超オススメの一曲です。
作詞: 杏子 ・ 作曲: 杏子/荒木真樹彦
「24th or 25th」は、彼女自身のベストアルバム『SWEET BOX ~Rare and Best~』にも収録されています。
SWEET BOX ~Rare and Best~#16【サイレント・イヴ | 辛島美登里】
仙道敦子さん・吉田栄作さん主演のドラマ「クリスマス・イヴ」(1990年)の主題歌となった辛島美登里さんの大ヒット曲。
儚げで悲しい歌詞と辛島さんの透明感のある美しい歌声が、雪の降る夜空と切ないクリスマス・イブを連想させる・・・そんな曲です。
『GOLDEN☆BEST』等に収録されています。
GOLDEN☆BEST#17【クリスマスキャロルの頃には | 稲垣潤一】
この曲もクリスマスソングの定番中の定番ですね。
唐沢寿明さん主演(共演:清水美砂さん(現・清水美沙)、福山雅治さん)の恋愛ドラマ「ホームワーク」の主題歌として大ヒットしました。
この曲の作詞は、秋元康さんです。
『稲垣潤一25周年ベスト Rainy Voice』などに収録されているほか、デュエットアルバム『男と女2』で「冬の女王」広瀬香美さんとのデュエット・バージョンが収録されています。
稲垣潤一25周年ベスト Rainy Voice 男と女2#18【メリクリ | BoA】
アジアの歌姫、BoAさんのクリスマス・バラード。
この曲もクリスマスシーズンによく耳にする曲ですが、彼女の柔らかなハイトーンボイスとハートウォーミングな歌詞が絶妙にマッチした素敵なクリスマスソングです。
ベスト盤の『BEST OF SOUL』や『BEST&USA』などに収録されています。(『BEST&USA』には新バージョンを収録)
韓国語盤シングルもリリースされています。
BEST OF SOUL BEST&USA Merry-Chri (Single) (韓国盤)(CCCD)#19【シンデレラ・クリスマス | KinKi Kids】
童話「シンデレラ」のストーリーを、現代の恋人同士に置き換えたクリスマス・ラブソング。
ミディアムテンポの明るい曲調のキャッチーなナンバーで、作詞家の松本隆さんによる、爽やかでキラキラした歌詞が素敵な曲です。
KinKi Kids は歌の上手さは、アイドルの域を完全に超えていますね。
【KinKi Kids「シンデレラ・クリスマス」Music Video】
『KinKi Single Selection』などに収録されています。
KinKi Single Selection#20【最後のHoly Night | 杉山清貴】
都会的でロマンティックなクリスマスソング。
杉山清貴さんは、日本人の男性アーティストの中でも、圧倒的な透明感のある爽やかな歌声の持ち主で、聴いていて、とても心地が良いんですよね。
ベスト盤『杉山清貴 CORE BEST TRACKS』などに収録されています。
杉山清貴 CORE BEST TRACKS#21【Silent Bells | 遊佐未森 + 古賀森男 (Fabienne)】
シンガーソングライターの遊佐未森さんと古賀森男さん(レベッカの二代目ギタリスト→ フェビアンのリーダーでヴォーカル、ギター、キーボード担当)による 1989年にリリースされたデュエットソング。
隠れたクリスマスの名曲です!
「Silent Bells」というタイトルの割には、静かな曲ではなく、明るくて、幻想的な雰囲気のある曲です。
遊佐未森さんのベスト盤『VIOLETTA THE BEST OF 25 YEARS』などに収録されています。
VIOLETTA THE BEST OF 25 YEARS#22【3度目のクリスマス | SHOW-YA】
「3度目のクリスマス」(作詞:秋元康 ・ 作曲:筒美京平)は、女性ハードロックバンド、SHOW-YAの5枚目のオリジナルアルバム『IMMIGRATION』収録に収録されている失恋クリスマスソングです。
このアルバムがアメリカのエンジニアを起用して制作された為か、バラード曲も当時のアメリカのハードロックバンドのバラード曲に多く見られたような、壮大なスケール感のあるサウンドに仕上がっています。
寺田恵子さんのパワフルで伸びやかな歌声と、五十嵐sun-go美貴さんのギターサウンドが際立っている一曲です。
IMMIGRATION +2#23【僕たちのジングルベル | 原田知世】
4枚目のオリジナルアルバム『NEXT DOOR』に収録されている曲です。
まだ、原田知世さんが「知世ちゃん」と呼ばれていた、アイドル女優・アイドル歌手だった頃の曲です。
作詞:秋元康 ・ 作曲:後藤次利の当時ヒット作を連発していたゴールデン・コンビによるものです。
派手さはない曲ですが、若かりし頃のピュアで繊細で切ない気持ちを思い出させてくれるような、詩的でありながら、少し青臭くて爽やか、そんなクリスマスソングです。
NEXT DOOR#24【雪にかいたLOVE LETTER | 菊池桃子】
菊池桃子さんのアイドル時代の3枚目のシングル。
作詞:秋元康 作曲・編曲・プロデュース:林哲司。
シンセサイザーの厚みのあるサウンドとメロディアスなアレンジがとても心地良く、聴いていると自然と頭の中に幻想的なクリスマスの夜のイメージが広がっていくような、そんな曲です。
この曲は、ベスト盤『スペシャル・セレクションI』などに収録されています。
スペシャル・セレクションI#25【Merry Christmas Mr. Lawrence (メリー・クリスマス ミスター・ローレンス) | 坂本龍一】
映画「戦場のメリークリスマス」のオリジナルサウンドトラックに収録されている同映画のメインテーマにして、教授の代表曲の一つ。
クリスマスのインスト曲といえば、もうこの曲って感じですよね。
戦場のメリークリスマス-30th Anniversary Edition-以上、今回は「超メジャーな人気曲・定番曲からマイナーな隠れた名曲まで、おすすめの邦楽クリスマスソング 25曲」をご紹介しました。