今回は、テキサス州ダラス出身の女性ロックアーティスト、パトリス・パイク (Patrice Pike) の「Unraveling」というアルバムをご紹介したいと思います。
私がパトリス・パイクを知ることになったきっかけは、一時期YouTubeでスティーヴィー・レイ・ヴォーン (Stevie Ray Vaughan) 、エリック・ジョンソン (Eric Johnson)、チャーリー・セクストン (Charlie Sexton) といった、テキサス州出身のミュージシャン(特にギタリスト)の動画を頻繁に視聴していた時に、たまたま関連動画として表示された彼女のインタビュー動画を観たことでした。
そのインパクトのあるビジュアル、右肩から腕にかけて(実際は右腕から背中右側の広範囲)のタトゥー、そして、シュッと整ったロック姐さん的イケメンな顔立ちながらも愛嬌のある表情に興味を惹かれ、その後、ライブ演奏の動画を観て、彼女のパワフルでソウルフル、且つ、美しい歌声にすっかり魅了されました。
ジャンル的には、インディーロックに分類されるタイプの音楽で、Sister 7というバンドでの活動を経て、ソロアーティストに転身しています。
この「Unraveling」というアルバムは、ギターロック系ですが、アップテンポでギターサウンド全開というわけではなく、どちらかと言えば、ロック好きのオジサン、オバサンたちが好みそうな、ミディアムテンポで、ギターを含めバックの演奏が渋めの、味のある楽曲が多く収録されています。
因みに、CDの販売元はメジャーレーベルではなく、日本国内盤は無いようなので、輸入盤をアマゾン (Amazon) で購入しました。(そもそも国内のオンラインストアでは、アマゾン以外で見つけられませんでした。)
「Unraveling」に収録されている「Rufus」というミディアムスローなロック・ナンバーが、個人的には特に好きな曲です・・・というか、このアルバムを購入するきっかけになった曲で、ちょっとブルージーなサウンドと彼女のソウルフルな歌声がマッチしたクールなトラックです。(パトリス・パイクご本人もお気に入りの曲のようです。)
万人受けするタイプのサウンドではないかもしれませんが、ロック好き、それも、ちょっと泥臭いブルース・ロックや、オルタナティブ・ロックが好きな人は気に入るのではないかなと思います。